モモの作り方
我が家の果樹畑で一番手が掛かるのはモモの栽培である。反面、手が掛からなくて栽培し易いのは柑橘類
やビワ、キウイである。
長い間、モモの栽培に関しては試行錯誤してきたが、どうしても満足なものは出来なかった。最初に植えた
モモは大久保と白鳳であった。いずれも早生で栽培しやすいと言われて買った苗であった。確かに実が付き
初めて二年ほどは害虫にやられることもなく、完熟に近いおいしいモモを収穫することが出来た。これに気を
よくしてモモ作りにのめり込んでいった。しかし、その後、同じようなモモは再び収穫することは出来なかった。
原因の一つは、受粉後、飛んでくるカメムシやチョッキリゾウムシの被害が年を追う毎にひどくなってきた
からだ。また、実が熟す頃になると、どこからともなく飛んでくるアケビコノハによる被害で、痛んでいない満足な
モモを収穫することは不可能になってしまった。たくさんの実が残っていても申し訳程度にかろうじて一個か
二個、被害に遭わなかったものがあるような状態だった。その内、大久保にも白鳳にも相次いで表皮と木部の
間を食い荒らす虫が入り、大量のヤニを出して木が枯れてしまった。
そんな事から何度も栽培を諦めかけたが、どうしても諦めきれず植えたのが、今ある清水白桃である。この
木が成長しても良い年もあればまったく収穫がない年もあって、今年を最後に諦めようと考えていた。ところが
窮すれば通じるで、今年になって色んな試みを行った結果、そこそこの収穫を得ることが出来た。やっと、こんな
場所でもモモの収穫が出来るという確信を得ることが出来たので、その方法について記録しておく事にした。
今年の記録
1.昨年、収穫はゼロであった。そのためか木には勢いがあった。
2.花は例年通りであった。
3.比較的早くから気温が高かったのでカメムシ、チョッキリゾウムシの被害がひどく、長期にわたって続いた。
(7月上旬頃まで)
4.虫の食害と競争をするように大急ぎで袋を掛けた。
5.今まであまり経験したことがないことだが、袋の上からでもチョッキリゾウムシの被害があった。
また、実が付いている枝を食いちぎられる被害もあった。
6.アケビコノハの被害を想定して熟期前にブドウに掛ける袋をもう一枚掛けた。
7.7月中旬からヒヨによる被害が出始めた。(色付き前の津軽やモモの一部がつつかれていた)
8.大急ぎで鳥による被害防止のためにリンゴとモモにネットをかけた。(今回は編み目の小さいネットにした)
9.袋を二重にしたためか熟期が早くなった。(二重袋による温度上昇が原因か)
気が付いた時には、既に何個かは袋の中へ落ちて腐っていた。
10.二重袋にしたものから優先的に収穫した。(匂いを袋の上からかいで確認)
今後の栽培方法
1.花が終わったらすぐに消毒を開始する。(木酢を噴霧・今年初めて使ってみたが予防効果があることを
確認した)
実が適度な大きさになるまで何度か実施する。(木酢でダメな時はカルホス乳剤を使用する)
2.消毒による予防効果が持続している間に急いで袋を掛ける。
3.袋掛けと並行して不要な実は摘果する。
4.袋掛け後も何度か消毒する。(枝の被害防止)
5.6月中、下旬頃にもう一枚袋を掛ける。
6.7月上、中旬頃に防鳥ネットをかける。
7.7月中、下旬頃になったら袋の上から匂いをかいで熟しているものから収穫する。
2004年8月20日掲載
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