森林公園2004


毎年この季節になると来ているのが岡山県立森林公園である。鳥取県との県境にあるこの公園には、
たくさんの山野草が自生しており訪れる人達の目を楽しませている。私達が行ったのは2004年4月30日
だった。少し曇り空だったが雨が降るようでもなかった。どちらかというと山歩きには最適のお天気だった。
平日だったけれど意外にたくさんの人が来ていた。年齢も様々で家族連れもいれば若いカップルもいるし、
私達のような年齢の人達も少なくない。それぞれに応じた楽しみ方をしている。
今回の私達の目的の一つは山野草を見ることであった。目に付いた花は、すべて撮影しておいた。先の
「鬼の城」の時には、デジカメの設定を近接撮影にしていなかったので、ほとんどの写真がピンボケだった。
今回は、ご覧のように出来映えも良かった。
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キケマン スミレサイシン
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キンキエンコグサ キクザキイチゲ
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ボタンネコノメソウ ムシカリ(オオカメノキ)
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カタバミ ツクバネソウ
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ショウジョウバカマ ![]()
調査中 ハシリドコロ
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エンレイソウ サンインシロカネソウ
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ツボスミレ クロモジ
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バイケイソウ ザゼンソウ
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バイケイソウの群落 芽吹き始めたばかりのカラマツ林
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シダの仲間の芽吹き ミヤマカタバミの群落
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花が終わったばかりのオオヤマザクラ リュウキンカ
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リュウキンカの群落 ミズバショウ
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ウワミズザクラの蕾 調査中(枝が赤くきれいだった)
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ヤマザクラ タムシバ
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調査中 満開のヤマザクラ
園内を流れる川(清流) 私達は熊押し滝へ行く途中の登山口から山の中へ入った。ここから非難小屋の横に出て、もみじ平へ
向かった。そして尾根道を幾度か上り下りして千軒平に着いた。この頃から薄日が射し始めた。山頂に
雪が残った大山が間近に見えていた。この千軒平は、いつ来ても気持が良い。周辺の展望を遮るものは
何もなくほとんど360度の展望を楽しむ事が出来る。
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ぶな林の新緑 ユキザサの群落(つぼみ)
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エンレイソウ 調査中
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ヤマアジサイ(小さな蕾が付いていた) ネマガリダケ(根本には新しい芽吹きが)
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花が終わった蕗の薹 ツボスミレの群落
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ムシカリ(オオカメノキ) ミヤマカタバミ
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スミレサイシンの群落 尾根道の片側は杉林
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ぶなの花 ぶなの幹に刻まれた倉吉営林署の文字
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千軒平から眺めた周辺の景色 ぶなの新緑が目に鮮やか
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山頂から見下ろすぶな林 ミツバツチグリ
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山頂付近にもたくさんショウジョウバカマがあった。 下山途中見かけたドングリの芽吹き
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千軒平の山頂にて(遠く大山など雄大な景色を眺めながら弁当を食べた) 私達は、ここで少し遅い昼食をとり下山した。下りに選んだ山道は、とても急な坂道だった。従って、登り道
に選ぶととてもきつく、反対に下りる時は滑らないように注意しなくてはならない。今までにも何度も上り下り
していて歩き慣れた道だったが、周辺の景色に気をとられていて小さな石に乗ってしまった。石の下は粘土質
の滑りやすい山土になっている。あっと言う間もなく、「ごく」という鈍い音がして、その場に倒れてしまった。
足がしびれていて感覚がない。こわごわさわってみると、どうやら骨は折れていないようだった。
痛みが和らいで、そっと立ってみると何とか歩けそうだった。それからは慎重に足場を選びながら下山した。
誰の手も借りず、下りてこられたのが奇跡のようだった。捻挫した日より翌日からの方が痛みはひどかった。
今回の教訓もあって地図には登り易さや必要時間などを記入しておいた。
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いよいよ貯水間近な苫田ダム 2004年7月13日掲載
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