「いもするめ」の思いで
「いもするめ」と言ったらみなさんは何を想像されるでしょうか。干し芋だと言ったら「ああそう
か」と頷かれる方も多いと思います。地方によっては「かんころ」等と呼ぶようなところもあるよ
うですね。
私が子供だった頃、冬になると母の里から送ってくるものがありました。それが干し芋、つまり
「いもするめ」でした。小包の中には、この「いもするめ」の他に吊し柿(干し柿)やお餅が入って
いました。いつしか、この季節になると送ってきてくれるのを心待ちにしていたのを思い出します。
先日、八百屋さんの店先に置いてあったので一袋買いました。最近ではあちらこちらの店先
でよく見かけるようになりました。子供の頃は母の里周辺だけで作っているものだと思っていま
したが、呼び名も幾つかあるように日本全国あちらこちらで作っているようですね。
インターネットで調べてみますと「いもするめ」や「かんころ」「干し芋」といった呼び名が見られ
ます。作り方まで書いてあり、マイナーなものかと思っていたのですが実はそうではなさそうです。
とは言いながら私自身は食する方の専門で作り方を知りません。インターネット上に書かれて
いたものを紹介しますと、サツマイモを薄く切って蒸したものを何日か干すと出来るようです。保
存食としては最適ですよね。サツマイモはそのままの状態では冬越しが難しく低温状態が続くと
腐ってしまいます。従って、早く食べてしまう方が良いのですが、お菓子などが多い昨今、そう三
度三度食べられるものではありません。そこで「いもするめに」にしておくのも一つの方法では
ないでしょうか。
蒸して干すと甘みが増すのか飴色に透き通ったような「いもするめ」の味は格別です。ついつ
い何枚でも食べてしまいます。そのままでも食べることも出来ますが、少し火であぶってみると
より一層美味しくなります。「いもするめ」を食べるたびに、いつもお腹を空かせていた幼い頃の
ことを懐かしく思い出します。
2005年12月22日掲載
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