お金の亡者
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先日、武富士(サラ金業者)の元会長の長男が親から財産の贈与を受けたのに、本来支払う
べき贈与税を支払っていなかったと言う事件が報道されました。その金額たるや私達の想像を
超えるような大金です。国税庁の見解と本人の言い分は意見が異なり実体は良く分かりません。
しかし、武富士の前会長は盗聴事件で退任をしたばかりです。その頃から資産の一部を外国
に移すことで莫大な資産の温存を図ろうとしたようです。自分の資産とは言いながら高利をとっ
て稼いだ金です。その上に、なおもその金に執着する心とは何なのでしょうか。西武の堤義明
さんと言い、今回の事件と言い、人間の金へのあくなき執着心をまざまざと見せつけられました。
確かに金はいくらあっても良いとは言いながら、どうせ持って死ねる訳ではありません。また、
子供に残しても子供には子供なりの将来があるのです。残された金によって人としての道を踏
み外した者はたくさんいます。血のつながりは親子ではあっても、人格の異なる人間ですから、
あまり子供のことは考えない方が良いのではないでしょうか。
お金を持っていても寂しい人生を送っている人は意外に多いものです。その金を社会のため
に使ってみたらどうなのでしょうか。開発途上国の子供達に、ほんの少しでも与えてみてはどう
でしょうか。善意の種は大きな実を結ぶはずです。人は死んで何を残すのか、悪名かそれとも
後の世に名を残すのか、考えて見る価値がありはしないでしょうか。
2005年4月20日掲載
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