氏神様の秋祭り

平成15年10月13日、昨日の喧噪と舞い上がる砂塵を洗い流すかのような雨が降っています。お祭りの
後には何となくもの悲しさを感じるのは私だけでしょうか。今年の鴻八幡宮の秋の例大祭が終わってしまい
ました。毎年変わりなく繰り返される秋祭りですが、それでも少しずつ変化をしているようです。それというのも、
ここにも少子化と高齢化の波が押し寄せているからです。
私達の子供が小学生だった頃、私の部落にも私の子供達と同世代の子がたくさんいました。そもそも秋祭りは
子供会が中心のお祭りとなっています。山車(私達は段じりと呼んでいる)を引っ張るのも、山車に載って太鼓や
鉦を叩くのも小学生が中心でした。そして、世話役は、もっぱら子供達の親が中心となって運営していました。
しかし、私の地元では子供の数が少なくなり、山車に載って楽器を演奏する子供が次第に少なくなっています。
聞けば部落の人も高齢化や少なくなって山車を出すことが出来なくなった部落もあるようです。
ある部落の山車は、お宮の坂道を下る時、色んな部落のはっぴを見かけました。不思議に思っていたところ、
山車を引っ張る人が少なくなって他の部落の人達が応援をしているとのことでした。
また、新しい団地が出来た頃は、団地の住民も参加していましたが、今は新しい団地が出来ても参加してくれ
ないのだそうです。従って、少子、高齢化が進めば進むほど参加者は少なくなっているようです。人口が少なく
なれば文化が消えると言われていますが、こんな状況を指しているのかも知れません。
ある部落では中国から働きにきている女性達も参加していました。お祭りの女性と言えば茶髪のいなせな
お姉さん達に相場は決まっていますが、中国からきた女性達は一様に慎ましやかです。むろん髪は黒、パーマは
かけていませんからストレートのロングヘアです。ひと目で中国から来た女性だとわかるスタイルです。これも
地場産業が繊維製品の町ならでは事です。恐らくは大きな縫製会社の女工さん達ではないでしょうか。
一頃の祭り着といえば、一様に祭りと染め抜いたありきたりの祭り衣装でした。それが年毎にあでやかに更に
カラフルに変化してきました。若い女性達も今流行のお祭りスタイルです。腹にさらしを巻いて粋にはっぴを
着こなしています。はっぴの色や柄も実にカラフルで、部落毎の特徴を良く表しています。
2004年1月18日掲載
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