

今年はことのほか秋が遅いようであった。11月に入っても山の木々は黄葉が遅く、
私達が龍ノ口グリーンシャワーに行った頃、11月26日頃が秋真っ盛りという感じだった。
山に入ると落ち葉が舞い、秋たけなわだった。過去にも二回ほど登った事のある龍ノ口だった。
登山口はたくさんあるようだが、私達は岩山の方の道を選んで登った。以前、登った時には、
もっと短かったように感じた岩山の道だったが、ほとんど龍之口神社の入り口近くまで、
こんな岩だらけの道だった。山道になれない人にとっては、結構、歩きにくい急な坂道だった。
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むき出しの岩ばかりの上り坂が続く、坂道の途中で見下ろした景色(旭川) 2001年11月26日撮影 山道を登り始めると、朝の冷え込みが嘘のように、汗が吹き出してくる。後から追いかけてきた
お年寄りの中には、上半身裸で歩いている人がいる。何とも元気なものだ。私達が途中で
休んでいると、「こんなところで休んどると、かえってきつうなるぞ」と声をかけて、さっさと
通り過ぎて行った。毎日のように、この山へ登っている人なのではないだろうか。
龍之口神社(正式には龍之口八幡宮)に着いて、お参りを済ませ、一休みする。八幡宮は
近隣では有名な受験の神様である。私達夫婦も娘や息子の受験の際、お参りに来たことが
あった。もう何年前の事になるだろうか。そう言えば、お礼参りもしていなかった事を思い出し、
お礼とお詫びを兼ねて、お賽銭を奮発しておいた。神社の境内の見事な紅葉をバックに
記念写真を写して、次の場所に移動することにした。
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龍ノ口神社の境内の紅葉、紅葉をバックに記念写真 2001年11月26日撮影 この日は、お天気が良かったせいか、たくさんの人が山歩きを楽しんでいる。お年寄りの夫婦、
小さい子を連れた若い夫婦など様々だ。龍之口神社から、ほんの少し坂道を下って、再び緩い
上り坂を歩いて行くと、開けた山頂に出る。ここは展望台もあり、素晴らしく見晴らしが良いところだ。
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山頂での休憩後 2000年11月26日撮影 私達はここで昼食にした。昼食をゆっくり食べ、龍ノ口グリーンシャワーへ行ってみることにした。
ここへ行くにも、色々コースはあるようだが、いったん、朝、車を停めた駐車場まで戻り、ここから
歩いて公園の入り口まで行ってみる。大きなモミジバフウの木が道の両脇に並んでいる。ここは
グリーンシャワーではなく、イエローシャワーだった。歩いて行く私達一行の前にも後ろにも、
やむことなく落ち葉が舞っている。
龍ノ口グリーンシャワー公園入り口のモミジバフウの並木 2000年11月26日撮影 この公園には、世界中から集めた色んな木が植えられている。新緑の頃も又、違った味わいが
あるのではないだろうか。公園の中をゆっくり散策し、残り少ない秋の景色を十分に味わって、
公園を後にした。今日は、程良い気温の中で、天候にも恵まれ、ハイキングには申し分のない
一日だった。
諸般の事情から掲載が遅れました。 2001年2月24日掲載
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