

2000年度友歩会第二回目の行事として、3月26日、「直島」行きを計画しました。
集合は玉野市の宇野港桟橋です。今回は常連の参加者の多くがそれぞれ事情があり、参加出来ないと言うことで
少し寂しい行事となってしまいました。
この日も風がきつく、前回同様寒い一日でした。
直島は宇野港からフェリーで20分間という距離にある島です。宇野港の目前にある島ですが香川県の島です。
島内には三菱マテリアル直島製錬所があります。金の製錬を行っている工場です。
直島は総面積が14.21kuと言う小さな島ですが、徳川時代には幕府の天領となり、瀬戸内海の海上交通の
要衝として栄えた島です。
島内には町役場や学校など近代的な建物が多く、先進的な気風の強い島です。
特に島の南域に当たる文化エリアには、ベネッセが経営しているベネッセハウスや国際キャンプ場などがあり、
四季を通じて賑わっています。夏になると、国際キャンプ場前の広い海岸は、多くの海水浴客で賑わいます。
私達一行は宇野港から大きなフェリーに乗り、直島の「宮の浦」港に着きました。
ここのお宮の境内を借り、少し準備体操をして出発しました。
宮の浦港を後にして、しばらくの間海岸線に沿って歩き、山道にさしかかります。
山の中では、気の早い鶯がもう鳴いています。山の所々では、三つ葉ツツジの紫がかった色が見え隠れしています。
海に囲まれているせいか、どこよりも春が少し早いようです。
山道とは言え島内の道は、自動車が通れるような幅の広い舗装された道です。
山頂にさしかかると展望が一気に開け、眼下にはベネッセの国際キャンプ場が見えます。又、島を取り囲む海の
向こうには四国や玉野市が一望でき、すばらしい眺めです。

私達は国際キャンプ場に着き、少し休憩した後、海岸を歩きました。風は非常にきつく、カメラの三脚も倒れてしまうほどです。
昼食はベネッセの建物の中のレストランで済ませました。建物は美術館となっており、前衛的な絵やオブジェで
飾られていました。あいにく今回は特別な展示品はなく、少し物足りない内容でした。

帰りはフェリーに遅れないようにと思い、少し早めに出発しました。帰り道の道縁や海岸には春の訪れを
一番に告げるミモザが黄色い花を開き、遠めには黄色い雲の様にも見えます。

距離にすれば往復10km足らずですが、坂道もあるので、丁度適度なハイキングコースと言えます。
風さえきつくなければ、もっとすばらしい一日であったろうと思います。
今度来るときには、古い町並みの方を歩いてみたいと思っています。
早くも花開き始めたツツジの色が鮮やかです。寒い寒いとは言いながらも島は春です。
やしゃぶしが花穂を伸ばし、早散り始めています。山からはしゃしゃきの花の香りが漂い、春の訪れを告げています。
この花の匂いがし始めるともう本格的な春です。 2000年4月25日掲載
友歩会花見行事終わる 4月9日(日)恒例となった友歩会の花見を行いました。当日は絶好のお花見日和。多くの花見客で賑わっていました。
場所は昨年同様100メートル道路内の緑地帯。ここは隠れた桜の名所です。
当日はIさんの好意で、野点を楽しむことが出来ました。満開の桜の下で飲むお茶は、また格別な味でした。
また来年を約束して散会しました。 2000年4月15日掲載
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お手前とトンネルのような桜並木 2000.4.9撮影
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